昔々…
はるか昔(といっても15年ほど前ですが)、施工工事の中間検査や最終成果物の書類は、手書きで作成していました。
現像した工事写真やアルバム、コピーしたり切り貼りした工事図面、膨大になる日報等の書類は、ファイルバインダーに数十冊となり、 机に高く積みあがっていきました。しかし、手間隙をかけて作成した書類は、作成する人によって書式が違ったり、 乱筆のため文字が読みにくかったりしました。綺麗に書類をまとめる技術を持った人もいましたが、それは稀な存在です。 また、膨大な資料の山は、検索性も悪く、効果的に再利用することも困難でした。
少し前(7・8年ほど前)から、急速にパソコンが普及してきました。
パソコンとはそれだけでは無用の長物ですが、専用のソフトウェアを入れたり、プリンタと繋いだりすることによって、 驚異的な働きをする無限の可能性を秘めた機器です。
同時期に「書類作成用ソフトウェア」「施工管理用ソフトウェア」が登場します。
これらのソフトウェアは、誰が書類を作成しても、統一された書式で読みやすい綺麗な書類を作成することができました。 また、一度入力した数値は、パソコンの中にデータとして残しておけるので、別の書式を使って数値をあてはめたり、間違った部分だけ直して、 すぐに新しい書類を作成したりすることができました。
デジタルカメラと「工事写真管理用ソフトウェア」の組み合わせでは、現場で撮影した写真を、
お金をかけて現像することなく直接パソコンに取り込み、ソフトウェアで綺麗な工事写真と文字を印刷し、アルバムを作成することができました。
また、「CAD(図面作成用ソフトウェア)」では、切り貼りなどの作業を削減し、多彩な図面を作成できました。
しかし、それでも印刷される書類の量は変わらないため、ファイルバインダーは積みあがっていきました。
