フィールドの配置

「出来形帳票」に「変数」や「文字変数」を配置します。

概要

「出来形管理」では、工事名や現場代理人名、設計値や実測値など、工事や施工場所毎に「出来形帳票」の文字や数値が変わります。

これら「変数」や「文字変数」を「出来形帳票」に配置します。

「帳票CAD」で使用する言葉
定数 ・・・ 変わらない一定の数。
変数 ・・・ 変化する数。「設計値」や「実測値」が相当します。
文字定数 ・・・ 変わらない文字。帳票の文字などが相当します。
文字変数 ・・・ 変化する文字。「工事名」や「工種」などが相当します。

「文字変数」を配置する場合

工事名や工事場所や現場代理人など、工事毎に変化する「文字変数」を「出来形帳票」に配置します。

  1. メインメニューエリアの「フィールド」ボタンを押して、編集中の「出来形帳票」に「文字変数」を配置する位置をマウスで指定します。
  2. 表示された「フィールド設定画面」の「タイプ」プルダウンメニューから、工事名などの「文字変数」を選択します。
    「タイプ」から「文字変数」を選択 「タイプ」から「文字変数」を選択
  3. 「OK」ボタンを押すと、「フィールド設定画面」を閉じ、編集中の「出来形帳票」に「フィールド」を配置します。
  4. 「キャンセル」ボタンを押すと、編集内容を破棄して「フィールド設定画面」を終了します。
フィールド配置 フィールド配置
出来形管理の出力結果 出来形管理の出力結果

「変数」を配置する場合

設計値や実測値などの「変数」を「出来形帳票」に配置します。

フィールド設定画面 フィールド設定画面
1.測定回数 「測定回数」をプルダウンメニューから選択します。通常の測定回数は「1」ですが、「TS出来形管理」の場合には、何回目の計測値であるかを指定します。
2.測点番号 「測点番号」を直接入力するか、上下ボタンから指定します。
3.検測点番号 「検測点番号」を直接入力するか、上下ボタンから指定します。
  1. メインメニューエリアの「フィールド」ボタンを押して、編集中の「出来形帳票」に「変数」を配置する位置をマウスで指定します。
  2. 表示した「フィールド設定」画面の「タイプ」プルダウンメニューから「実測値」などの「変数」を選択します。
  3. 必要に応じて、「測点番号」・「検測点番号」を変更します。
  4. 「OK」ボタンを押すと、「フィールド設定画面」を閉じ、編集中の「出来形帳票」に「フィールド」を配置します。
  5. 「キャンセル」ボタンを押すと、編集内容を破棄して「フィールド設定画面」を終了します。

「測点番号」・「検測点番号」について

初期値は、「測定回数」・「測点番号」・「検測点番号」の何れも「1」が入っています。

「出来形管理」は測点や「検測点」を連続的に計測します。

1枚の帳票に1つの「検測点」のみを記載する形式の「出来形帳票」では、「検測点番号」の項目は「1」のまま使用します。

「検測点」が1種類 「検測点」が1種類

1枚の帳票に複数の「検測点」を記載する形式の「出来形帳票」では、列毎に「検測点番号」を設定します。

測点や「検測点」の設定は、1枚の「出来形帳票」に存在する「フィールド」の数だけ必要になります。

「検測点」が複数 「検測点」が複数
Pint

表形式の「変数」を配置する場合には、を配したほうが便利です。

Pint

5箇所の「検測点」フィールドを配置した「出来形帳票」に、10箇所の「検測点」を計測した出来形データを出力すると、6箇所目以降のデータは、自動的に2ページ目に出力します。

「中止」ボタン

マウスでクリックしてフィールドを確定するまでの間、画面右上に「中止」ボタンを表示します。

「中止」ボタンを押すと実行中の操作を中止して、最初から操作をやり直します。

「中止」ボタン

終了

図形フレーム、検測点フレーム、編集フレーム内の他のボタンを押すと、制御がそちらに移り、「フィールド」を終了します。

参照

機能説明